筋肉由来の腰痛に関して、安静を続けるよりも痛みが増悪しない範囲で身体を動かす事やストレッチやマッサージが推奨されています。しかし、インターネットなど運動に関しての情報量が溢れており、どの運動を行えば良いかわからない、どのくらいの頻度で実施すればいいかわからないといったお悩みも多いかと思います。
同じ腰の痛みでも生活習慣などによって筋肉の使い方や痛みの特徴は異なります。ストレッチやマッサージを行っても効果が得られにくい方は、もしかすると自分の腰痛に合ったストレッチやマッサージを実施できていない可能性があります。
今回は痛みの出る特徴の違いで行うストレッチを紹介します。
【腰痛におすすめなストレッチ】
◆もも裏ストレッチ
◆背中ストレッチ
◆お尻ストレッチ
◆ももの付け根ストレッチ
【①:前屈み、長時間座って痛くなる方】
ハムストリングスストレッチ 殿筋ストレッチ 広背筋ストレッチ
ハムストリングス➔もも裏ストレッチ座位or立位
殿筋 ➔お尻ストレッチ(仰向け)
広背筋 ➔広背筋ストレッチ(座る)
【②:身体を反らす、歩く、長時間立つと腰が痛くなる方】
腸腰筋ストレッチ 殿筋ストレッチ 背中丸めストレッチ
腸腰筋 ➔ももの付け根ストレッチ(立位で椅子使用)
殿筋 ➔お尻ストレッチ(仰向け)
背中 ➔背中丸めストレッチ(座る)
【③:①と②が両方ともある方】
ハムストリングスストレッチ 殿筋ストレッチ 腸腰筋ストレッチ 広背筋ストレッチ
もも裏ストレッチ(座位or立位)
お尻ストレッチ(仰向け)
ももの付け根ストレッチ(立位で椅子使用)
広背筋ストレッチ(座る)
【運動の注意点】
※ご高齢の方や体力に不安のある方、足腰などの関節に痛みがある方は、痛み・違和感のない範囲での実施をおすすめします。
※ストレッチ実施時に痛みが出た場合は、速やかに中止して下さい。
※前屈や腰を反らした状態で下肢の痺れや痛み、脱力感が出現する場合は専門医への受診をおすすめ致します。